便秘の原因と種類

便秘

器質性便秘とは

ガンコな便秘が続いていても、病気が原因のものがあり、それを器質性便秘といいます。代表的なものは、大腸ガンや大腸ポリープ。これらができると、腸管が細くなり便の通りが妨げられ便秘になります。急に便の形状が細くなったり、平らになったりします。

また、女性特有の子宮筋腫が大きくなったため、大腸を圧迫して便秘になる場合もあります。

このような便秘では腸管穿孔を起こすおそれがあるので下剤を使用してはいけません。

食事内容や生活習慣を改善するセルフケア便秘改善方法を試しても、辛い便秘が良くならない場合は、お医者様に相談されることを強くお勧めします!

このような症状の時はすぐに病院へ!

▢生活習慣が全く変わっていないのに、突然便秘になった
▢便に血や粘液が混ざっている
▢便がいきなり極端に細くなった、厚みのない平らな便になった。
▢激しい腹痛や嘔吐、発熱を伴う
▢おなかにしこりがある
▢経験したことがない痛みや違和感を感じる

機能性便秘とは

機能性便秘とは、 自律神経のバランスが崩れ、大腸が機能不全を起こしたことによる便秘です。 食生活や生活習慣が原因で起こることが多く、普段の心掛けや食生活に注意することで改善します。

機能性便秘は、①直腸性便秘 ②弛緩性便秘 ③けいれん性便秘 

に分けることができます。

①直腸性便秘

直腸性便秘は、大腸の正常な蠕動運動により、便が肛門近くの直腸まで運ばれてはいるのですが、直腸・肛門に問題があるために発症します。

刺激性の下剤や、野菜などの不溶性食物繊維が効きにくく、逆に悪化させることもあります。一般的に、スーパー便秘とも呼ばれています。

②弛緩性便秘

弛緩性便秘は、腸の蠕動運動が弱く、便が直腸や肛門にまでスムーズに進まないために発症します。一般的な「便秘」は、この便秘のことを指します。

この便秘は、運動不足で腹筋が弱い女性に多く見られます。10代の頃から始まることも特徴です。また運動不足の男性や、高齢の方にも多く見られます。

③けいれん性便秘

けいれん性便秘とは、便を送り出す大腸の蠕動運動が何らかの理由で過剰になり、大腸が痙攣状態になってしまう便秘です。

大腸が痙攣することにより便が詰まり、「ウサギの糞」の様に小さくてコロコロと硬い便になってしまいます。また、ストレスにより腸がギューと締め付けられるような感じに痙攣した場合は、便の水分が吸収されないまま排泄させるので、下痢になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました